宮古島市 大使に長州力・岩崎静羅さん

 宮古島市(座喜味一幸市長)は6日、宮古島大使に元プロレスラーでタレントの長州力さん(70)、母親が伊良部出身で宮古島の魅力をインスタグラムなどで発信する岩崎静羅さん(37)の2人を認証し、オンラインで認証状とたすきを授与した。コロナ禍の影響でオンライン出席した2人は、「宮古島の魅力を発信したい」と抱負を述べるとともに、初仕事として推奨する宮古島の景勝地や思い出の場所を紹介した。宮古島大使は計14人となった。
 市観光商工スポーツ部によると、2人の認証は2020年7月の大使選定委員会で決定していたが、コロナ禍のため延期されていた。認証式で座喜味市長は「長州さんには島の良さ、島の人間の良さを、その熱い思いと深い人間力で、喜びや感動とともに発信してほしい。岩崎さんはゴルフ好きということで、宮古島のゴルフ・スポーツアイランドを発信していただくよう、大使として力添えを」と今後に期待した。
 長州さんは、コロナ禍で3年近く宮古島を訪れる機会がないとした上で「宮古に対する思いを溜めている。特に伊良部大橋に行きたい。日本だけでなく海外にも島の魅力を伝えたい」、岩崎さんは「大使として島に関わることが喜び。宮古の魅力を少しでも伝えられるよう、まい進したい」とそれぞれ抱負を語った。
 長州さんは国内外のプロレス界やテレビ番組などで活躍。プロレス引退試合の一環で19年5月にJTAドーム宮古島で「宮古島プロレス祭~長州力・ファイナルロード」を興行。また、自身のブログで宮古島旅行の様子を掲載するなど、親交も深いという。今回の認証式の様子をユーチューブで配信する予定。
 岩崎さんは、幼少期から宮古島を訪れ、宮古島の魅力をインスタグラムや雑誌などで数多く紹介するほか、各業界のゴルフコンペにも多数参加し、開催時には賞品で宮古島の特産品を提供するなどPR活動している。今後はゴルフを通した宮古島の魅力や観光客誘致での活躍が期待される。

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