新型コロナ8日 市49人確認

 【那覇支局】県は8日、宮古島市で新たに49人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。累計は9159人。多良間村は24日連続のゼロ。累計85人。県内では新たに1557人が確認された、3日ぶりに前週を上回った。1500人を上回るのは5月28日以来、10日ぶり。累計22万5467人。クラスター(感染者集団)も2例報告された。累計672例。
 市内患者は10歳未満から60代の男女。前週同曜日から4人減少した。年代別では10代の11人が最多。10歳未満、40代の各10人、30代の7人が続く。職業別では小学生の9人が最多。会社員の6人、高校生の5人が続く。確認中は4人。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は651・72人。
 宮古地区の入院中4人、宮古病院4人(中等症1人、軽症3人)。病床使用率は6・1%。宿泊施設療養中22人、自宅療養中290人、入院調整中145人。
 県は同日から宮古、八重山地域の医療フェーズを現在の4から3Aに引き下げると発表した。宮古地域の確保病床は55床から22床になる。入院患者数が減少傾向にあることから、一般医療とのバランスを取るためとしている。
 県内の新規感染者は前週の同じ曜日を85人上回った。年代別では10代の311人が最多。県基準の重症者は4人。新たなクラスターは5月に石垣市の社会福祉施設で8人、6日に南部医療センター・こども医療センターで11人が集団感染した。累計672例。
 県の宮里義久感染対策統括監は「全県的に減少しているが、直近の数日間では宮古を除いて下げ止まりの可能性がある。前週比でも1倍を下回っているが、0・7倍から上昇してきているので、状況を注視している」と話した。
 全国と比較可能な前日時点の直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数583・19人は75日連続で全国ワースト。全国平均は96・38人と100人を下回っている。

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