林台長から感謝状を伝達される前川校長(右) =福嶺小学校長室

福嶺小 気象庁長官から感謝状

 「気象記念日」の6月1日、城辺地域雨量観測所として多年にわたって観測業務に協力してきた市立福嶺小学校(前川和昭校長)に気象庁長官から感謝状が贈呈された。同校には1995年に隣接する福嶺中から観測所が移設された。
 宮古島地方気象台の林和彦台長が同校を訪れて感謝状と記念品を伝達した。林台長は「宮古は小さな島でも場所によって雨の降り方が違う。福嶺小の観測所では防災情報を出す上で非常に貴重なデータを取ってもらっている。気象災害から地域を守るには正確なデータが基本。今後も協力をお願いしたい」と感謝した。
 前川校長は「データを見て驚いたが平良であまり降ってなくても、城辺ですごく降っていてその逆もある。雨量は宮古のデータとして今後も残り、地域の安全を守るため役立っていくと思う。今後も協力していきたい」と述べた。
 同校では地域住民に呼び掛けて草刈りや樹木の剪定などの清掃活動を企画しており、前川校長は「地域を巻き込んで学校を盛り上げたいので、天気予報をしっかりと確認しながら活動を行いたい」と話した。

関連記事一覧