新型コロナ 宮古島市、新規46人

【那覇支局】県は15日、宮古島市で新たに46人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。2日連続の2桁の感染者となった。累計は2816人。県内では新たに1829人の感染が確認され、13日の1817人を上回り、最多を更新した。県の嘉数広樹感染症対策課長は「検査機械の能力には余力があるが、採取などの検査が追いついておらず、感染者が増加する可能性がある」と話した。

 市内患者は10歳未満から80代までの男女46人となっており、年齢別では10歳未満の12人が最多で30代10人、20代9人が続いている。30代までの若年層で全体の78%を占める。推定感染経路は25人が調査中となっており、54%の感染者の経路が分かっていない。職業別では会社員8人が最多で小学生4人、サービス業、飲食業、無職の各3人が続いている。幅広い職業で感染が広がっている。2日連続で10歳未満の感染が最多になるなど、子どもへの感染拡大が目立つ。確認中は12人。直近1週間の感染者数は514人と4日ぶりに600人を下回った。1週間当たりの人口10万人当たりでは940.96人となり、6日ぶりの3桁となった。
 市の入院中28人は宮古病院24人(中等症10人、軽症14人)、民間病院4人(軽症4人)。宿泊施設療養中14人、自宅療養中426人、入院調整中254人となっている。宮古病院では15日時点でコロナ用に54床確保している。
 前週8日の1759人と比べると70人増加した。1500人を超えるのは4日連続。県内の累計患者数は6万5870人。直近1週間の感染者数は9973人と1万人に迫る。
 県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。年代別では20代の444人を中心に30代までで全体の66%を占めている。推定感染経路では家庭内433人、友人.知人109人、職場内84人、施設内31人、その他23人、飲食15人が判明しているが、残る1134人は調査中となっている。県内の自宅療養者は8090人となり、初の8000人台となり、過去最多を更新した。入院者は338人いるが、県基準で重症者は依然ゼロとなっている。
 県内の15日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は671.53人と700人に迫る。県の警戒レベル判断指標ではレベル4(非常事態)。病床使用率(53.2%)はレベル3(感染まん延期)の50%を超え、重症者用病床使用率(40.3%)もレベル3に迫っている。

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