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宮古神社、昨年のお守り焚き上げ

 去年のお守りやお札などの護符や縁起ものを燃やす「古神札焚上祭」が15日、宮古神社で行われた=写真=。毎年同日に行われる神事だが、今年は新型コロナウイルスの影響で、市民の参加はなく奥間貴次権禰宜(ごんねぎ)が境内で一人で焚き上げ、去年1年への感謝と向こう1年の無病息災を舞い上がる炎と煙に乗せ祈願した。

 同祭には「お守りに宿った去年の神様が炎と煙に乗って神様の世界に帰る」という意味が込められており、焚き上げる時の煙に触れることでご利益が得られるとされている。神社にはこの日まで、市民から多くの縁起ものなどの持ち込みがあったという。
 奥間権禰宜は「昨年は新型コロナで大変な1年だったが、分散型で参拝して下さり大変感謝している。国や県の方針が定まり、皆が安心して生活できる日が早く来るよう祈っている」と述べた。

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