サトウキビ生産費の実態反映求める 池間仁氏一般質問 市役所窓口時間「試行」へ
宮古島市議会(平良和彦議長)9月定例会は29日、一般質問を行い、池間仁氏が登壇した。池間氏は、物価高騰に伴うサトウキビ生産費の増大が国の糖価調整制度の実態調査に適切に反映されていない課題を指摘。地域の実情に応じた生産費調査の見直しを国や県に働きかけるよう強く求めた。また、市が11月から導入予定の市役所窓口受話受付時間の短縮(午前9時~午後4時)について、市民への周知や丁寧な検証を求めた。
サトウキビ生産支援をめぐり池間氏は、肥料や農薬、農業機械の維持費高騰により農家経営が圧迫されている現状を正した。市は、国の農業経営統計調査において九州や沖縄本島と一括した「標準的コスト」が用いられている点に触れ、離島の高い生産コストが十分に反映されにくい構造的課題を説明。市としても関係機関と連携し、実態に即した生産費算出に向けた情報共有を図る姿勢を示した。
さらに池間氏は、製糖工場から発生する混合堆肥の運搬・散布作業支援について、製糖拠出金を活用した農家負担軽減策の具体化を要請した。
市役所の窓口時間変更について、市側は、職員の業務効率化や時間外勤務の削減、オンライン申請の拡充を目的とした「試行実施」であることを強調。11月の開始に向けて市民アンケートや効果検証を実施し、2027年7月からの本格実施に向け課題を整理していくと答弁した。池間氏は、広報誌や窓口での事前周知を徹底し、市民サービス低下や混雑を招かないよう配慮を求めた。
このほか池間氏は、3Dプリンター住宅を活用した先進技術型住宅整備事業の進捗(しんちょく)や、大浦湾内のモズク漁場における砂堆積対策、西辺幼稚園閉園後の放課後児童クラブ(学童)としての利活用構想、さらには「宮古島100キロ ワイドーマラソン」の終了決定などについて市の見解を質した。



