翁長副知事が就任 知事から辞令交付 「国および経済界との懸け橋」誓う
沖縄県は9日、県庁で翁長政俊副知事の就任に伴う辞令交付式を開いた。古謝玄太知事から辞令を受けた翁長副知事は、基地負担の軽減や経済振興など、県が直面する山積みの課題解決に向け尽力する決意を新たにした。県議会で全会一致の同意を得ての就任となり、古謝知事は同氏の豊富な経験に基づく国および経済界との調整役としての手腕に強い期待を寄せている。
辞令交付の席上、古謝知事は翁長副知事について「那覇市議会議員および県議会議員として長年県民の声に耳を傾けてきた経験は大変心強い」と歓迎の意を表した上で「これまでの豊富な経験と知識を発揮し、県と経済界、県と国などのつなぎ役として県行政の発展に尽力してほしい」と要請。。経済振興や子どもの貧困問題解消など県の重要課題解決に向け、手腕の発揮を求めた。

式後の副知事応接室で行われた記者会見で翁長副知事は、「副知事という重責に身の引き締まる思い。物価高騰対策を含む経済政策や離島振興、基地負担軽減などに全力で取り組む」と抱負を述べ、職員と連携して知事を支える姿勢を強調した。
基地問題に関しては、相次ぐ米兵の事件について「綱紀粛清や指導強化を求めてきたが実効性が伴っていない。この現状を変えていく」と指摘した。また、古謝知事の辺野古容認の姿勢に歩調を合わせつつ、「特に嘉手納以南の基地返還を早急に進めて整理縮小を行う。その跡地に付加価値の高い産業クラスターを誘致し、県民の暮らしを豊かにする施策を展開したい」と今後の展望を語った。
経済界および国との調整役については、「約30年身を置いた政界での人脈と知見をフル活用する」と自信を見せた。政界引退後に経済界で活動した経験から、「現場の意見を取り入れて沖縄振興を進める。県民が豊かで安心して暮らせる社会づくりが最優先であり、知事が掲げる所得向上に向けて、全国最下位の現状を押し上げる不断の努力を続ける」と力強く結んだ。



