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ジョジョの「ソシャゲ」で売上が想定以下 ゲーム会社のgumiが本業で苦戦

ゲーム開発のgumiは、「ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ(オラドラ)」の売上高が、想定を下回ったことを明らかにした。ジョジョの奇妙な冒険という、世界的に有名な作品を題材にしたゲームでも、売上の確保が難しいことが浮き彫りになった。

gumiは2026年5月~7月に1億8600万円の営業損失を出した。前年同期は7200万円の営業黒字だった。

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「オラドラ」は2025年9月25日にリリースしたゲームで、リリースから9日目の10月3日には100万ダウンロードを突破した。しかし、gumiのゲームを統括する「ネオメディアエンタメ事業」は、2026年5月~7月に4億9800万円の営業損失を出した。

前年同期は1億9000万円の営業損失で、赤字幅は大きく広がった。gumiは2026年5月~7月に1億5200万円の広告宣伝費を投じた。宣伝のための費用が増える一方で、主力タイトルの売上高が想定に届かず、収益確保に苦戦したようだ。

gumiは8月6日に「僕のヒーローアカデミア UNITED SURVIVAL(ヒロサバ)」をリリースした。2026年5月~7月の開発費は8億6000万円だが、前年同期比で0.1%の減少。ヒロサバのリリース直前ではあるものの、開発費が増えているわけではないようだ。

2023年にリリースした同社オリジナルのゲーム「アスタータタリクス」の売上も想定を下回っており、経営戦略の転換を図った。同ゲームがきっかけで、他社の有力IP(知的財産)を活用する協業体制を主軸としたのだ。

軌道修正を図った第1号の大型タイトルが、ジョジョの奇妙な冒険を題材にした「オラドラ」である。ところが、リリース1周年を迎えたオラドラも、雲行きが怪しくなっている。

「暗号資産投資」でも損失

gumiはモバイルゲームと並行し、ゲーム内のアイテムを売買できる「ブロックチェーンゲーム」の開発にも注力した。しかし、2024年3月にリリースした「ファントム オブ キル -オルタナティブ・イミテーション-(ファンキルオルタナ)」は、今年7月にサービスを終了。ブロックチェーンゲームの開発と運営にも、手詰まり感がある。

会社が暗号資産などを運用するネオクリプト事業も不調だ。一部保有資産の価格が下落したことで、2026年5月~7月は経常損失を出している。事業そのものは3億1100万円の営業利益を出したが、15億円を超える暗号資産の評価損を計上。会社全体では20億円を超える経常損失を出している。

今年6月にアニメの製作委員会に出資を決定するなど、事業領域を広げているのは確かだ。しかし、足元の業績や成長を左右するのはモバイルゲームであり、依存度も高い。

8月にリリースした「ヒロサバ」は、週刊少年ジャンプで連載された漫画「僕のヒーローアカデミア」が原作の有力IPを使用している。このゲームはリリースから1週間後に100万ダウンロードを突破したが、その後はダウンロード数が大台を突破したという発表はない。初速が好調という点は、「オラドラ」と共通している。

モバイルゲームで有力なIPを起用しても、長期間運営することは難しくなっている。gumiには「稼ぎ頭」に代わる新規事業を育成するという、大事なミッションが残っている。

文/不破聡 内外タイムス

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