高野山の宗教法人に税金トラブル 「高級ホテル並み」一泊30万の宿坊が隠れみのに
日本の世界遺産、和歌山県「高野山」にて宿坊を営んでいる宗教法人に対し約9000万円の申告漏れが指摘された。
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報道によると、指摘を受けたのは高野山の寺院・総持院で申告漏れについて謝罪している。また総持院は申告漏れの税金に加え、追徴課税となった約6000万円を支払ったという。
本件はもともと、高野山で宿坊を運営している宗教団体が脱税を行っているのではないかと、複数の宗教団体へ大阪国税局が調査を行っていた際に発覚したという。
宿坊とはそもそも仏教の寺院などに併設された宿泊施設のことで、修行中の僧侶や参拝客が一時的に身を寄せる簡易的な施設であった。だが、近年では「宿坊体験」といった体で、高級ホテルさながらの豪華な一夜を過ごせる宿坊も存在するという。
特に近年では「プチ出家」という言葉がはやったように座禅や写経、精進料理を通じてリフレッシュさせるのが目的の宿坊まで存在し、なかにはインバウンド観光の影響もあり1泊30万円を超えるような宿坊もあり、もはや「宿坊」とは呼べない豪華な食事つきの高級ホテルになっている施設もあるようだ。
今回、宿坊を運営する宗教法人に対し国税局の調査が入った理由は、宗教法人における特殊な税制によるところが大きい。
宗教法人は、宗教活動で得た収入には税金がかけられないが、営利目的の活動に関しては課税対象となる。今回、問題となった宿坊は一般的には営利目的の活動とみなされるため、税金を払う必要があるのだが「宿坊は修行のための施設であり、宗教活動の一環」と考えている宗教法人も少なくないため、国税局が厳しく取り締まった形と思われる。






