犬、猫の殺処分数が2020年度はともにゼロとなる見込みだ。犬は2年、猫は3年連続でゼロとなる。宮古保健所管内の20年度速報値で、このほど分かった。同所生活環境班の担当者によると、民間ボランティア3団体による譲渡先探しの成果が大きいとしたほか、引き取りに訪れる市民が増えたことも理由に上げた。ただ引き取り・保護などによる犬舎(収容所)のひっ迫状態は依然続いており、猫については20年度の舎内死亡頭数は11匹と過去5年で2番目の高さとなった。同担当者は「なんとか引き受けでつないでいるが、いつ再び殺処分が出てもおかしくない」と危機感を語った。
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