この春、 宮古の道路で交通安全を呼びかけている 「宮古島まもる君」 のグッズが増えている。 従来の携帯ストラップに加えて鉛筆やボールペン、 クリアファイルなどが宮古空港内の土産品店で販売されている。 観光客にも好評で売れ行きも順調だという。 宮古島限定で他にはないキャラクターが人気のようだ。 収益の一部は地域の交通安全のため役立てられる。
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宮古島地区交通安全協会から 「まもる君」 の商標権使用を契約し、 3月から新商品を発売している土産品卸売業魅輝舗の上原日出史さんは 「ここまで売れるとは思わなかった」 と笑顔を見せる。 以前から観光客に知られており、 「ある程度は売れる」 と見込んではいたが思いのほか好調。 空港内の複数の店舗が専用コーナーを設けているが、 1日で品切れになった商品もあったという。 店側も 「評判が良い。 観光客に宮古のキャラクターとして認められている」 と話す。
「宮古島発のキャラクターで、 宮古にしかない限定商品。 ここでしか買えない」 と上原さんは人気の理由を分析。 交通安全をピーアールするグッズも土産品としては珍しい。 買い求めやすい価格で、 荷物にならない実用品の文房具ということも一因のようだ。 また交通標語に方言も取り入れて地域性を出している。
だが商品づくりには苦労もあった。 上原さんは 「最も難しかったのは表情だった」 と語る。 最初に出来た試作品は 「かわいい」 顔だった。 元々仏頂面で表情の有無も定かではないが、 「リアルを追求したかった」 と実物通りの製品を要望。 製造業者は 「この顔で本当に大丈夫か」 と首を傾げた。 何度も作り直してようやく納得の表情が生まれた。 現在は夏季に向けて、 お菓子の開発を進めている。
「まもる君」 グッズの好調に同協会は 「交通安全の啓発が目的だが、 達成されつつある。 まもる君グッズを手に取ることで交通安全への気持ちにつながってくれれば」 と喜ぶ。 収益の一部は飲酒運転根絶など様々な交通安全活動に活用するほか、 日夜不休で立番を勤める 「まもる君」 たちの修繕費にも使っていく。
上原さんは糸満市出身で、 宮古で開業して7年目。 「まもる君」 グッズの販売に手応えを感じており、 「交通安全のピーアールが一番だが全国に広まってほしい。 宮古のため一つでも役立ちたい」 と話している。