記事一覧

サヨナラ蝶々園、16年の歴史に幕

 






2011/12/01 09時03分配信 - 産業・経済 -

 上野野原の蝶々園みやこパラダイスが30日で閉園し、 16年間の歴史に幕を降ろした。 一時期はバスツアーのスポットとして多くの観光客が訪れたが、 旅行の形態やニーズの変化などに伴い業績は下降。 同園を運営するパラダイスプラン (西里長治社長) はことし9月末の取締役会で閉園を決めた。 長年の愛顧に感謝して入園無料とした11月はふだんよりも多くの地元住民や観光客が来場して閉園を惜しんだ。 今後、 同社では製塩業に加えて製菓業に本格的に乗り出していくが、 同園で培ったノウハウを生かして製造業者の立場から引き続き観光事業を展開したいと考えている。
続き
 開園最終日となった30日、 小雨の降るなか午前中から地元住民や観光客らが訪れ、 園内を飛び交うオオゴマダラやシロオビアゲハ、 リュウキュウアサギマダラなどのチョウの姿を目で追っていた。 ホウライカガミなどチョウの食草の苗木の配布を受ける人たちも目立った。 園内の寄せ書きには 「16年間、 たくさんの思い出ありがとう」、 「金色のサナギを見られて良かった」、 「長い間お疲れさま」 などのメッセージがすき間無く寄せられていた。
 家族3人で訪れた市内平良の垣花忠信さん (68) は 「きょうで見納め。 子供が小さい頃から何度も来た思い出の場所。 ここでホウライカガミをもらい、 家で栽培してオオゴマダラを飼育したこともある。 さみしい」 と話していた。
 同園は旧上野村のトロピカルフルーツパーク事業の一環として同社が一部敷地を借りて1995年7月にオープン。 レストランも併設して島内では数少ない団体バスツアーが食事をできる施設として多くの観光客を受け入れてきた。 だが観光ニーズが団体周遊型から個人フリー型に移行したことに伴い、 ピーク時の2006年に7万人だった入園者は昨年5万5000人に減少。 客単価の低下なども経営に響いたという。
 西里社長は 「ひとつの区切り。 非常に多くの皆さんに来てもらった。 最後の日曜日には地元の子供たちがたくさん来てくれた」 と感謝。 「5~10年先を考えて今回の閉園となった。 今後は企業として物づくりに特化する方針。 地元農業と物づくりと観光を合わせた事業を展開したい」 と話し、 来年は新たな形での観光事業に着手する。
 閉園されるのは蝶々園と隣接する土産品店。 ことし4月に閉店したレストランはすでに菓子工場として稼動している。 同園の跡利用は白紙だが、 希望者がいれば施設の利用も考えていくという。

関連記事

powered by weblio


 

ファイル 4795-1.jpg
「これが見納め」 と蝶々園を訪れた人たち=上野野原、 みやこパラダイス

ソーシャルブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録 はてなに追加 del.icio.usに追加 livedoorClipに追加 niftyクリップに追加 Googleに追加 Technoratiに追加 Buzzurlに追加