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軽石、大量漂着の可能性 海洋研究開発機構

 






2021/11/24 09時05分配信 - 政治・行政 -

 海洋研究開発機構(JAMSTEC、神奈川県)が23日までに公表した海底火山噴火による軽石の漂流予測によると、宮古諸島には28日から12月初旬にかけて19日を上回る大量の軽石が漂着する可能性が高いことが分かった。量がさらに増えれば漁港や港湾への流入が予想され、漁業や生活物資など物流輸送への影響が懸念される。軽石は宮古島の南東部に続いて北東部の海岸に漂着が広がっているのが23日までに確認された。範囲が拡大する中、漁港や港湾への流入防止のための汚濁防止膜の不足も心配されており、宮古島市は今後の漂着を想定し、調整を進めている。
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 JAMSTECによる軽石漂流の予測はホームページなどで公表。軽石の動きについて、風などの影響でどのように流れるかをシミュレーションしている。今回は22日時点で、12月9日までの予測となっている。
 予測によると、宮古諸島には28日ごろから漂着し、今回の宮古島南東から北東側だけでなく、城辺から上野、下地にいたる南側海岸、池間島や伊良部島、来間島にも12月9日までに大量の軽石が漂着する可能性が高いとしている。多良間島は早ければ12月初めにも漂着するとみられる。
 軽石は19、20の両日、南東部の保良漁港から浦底漁港及び海岸、長北海岸などで漂着を確認した。また、市の調査で23日までに通称・北海岸線沿いの高野海岸と真謝漁港付近の海岸で少量ではあるが漂着しているのが分かった。このうち浦底漁港内には、わずかに軽石が流入したが、漁業への影響はないもようだ。
 宮古島、伊良部、池間の3漁業協同組合は、軽石が海上での漁船故障の原因となるとして注意を呼び掛けるとともに、漂着の範囲が平良狩俣や大浦湾に広がった場合は、モズクやアーサ養殖への影響を心配しており、市に支援を求めた。
 市は19日、パイナガマビーチで使用済みとなったハブクラゲ侵入防止ネットに農業用の目の細かい網を張り合わせる作業を実施し、21日までに島尻、大神両漁港入口にフェンスを設置した。軽石が発見され次第、漁港を閉じるという。このほか、佐良浜漁港にも汚濁防止膜のフェンスを入口付近に設置した。
 今後の対応について市は、海岸での漂着状況の調査・確認を進めるとともに、汚濁防止膜の調達に向けた調整、漁港・港湾への流入防止や被害軽減、漁業者支援に向けて対策本部で検討を進める考えだ。

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少量ながらも漂着が確認された海底火山噴火による軽石=23日午前、平良西原の真謝漁港近くの海浜

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軽石流入防止で設置されたフェンス(手前)と大神海運の定期船=23日午前、島尻漁港

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