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サシバ保護呼びかけ 合同パトロール実施

 






2021/10/08 09時02分配信 - 社会・一般 -

 本格的な渡りのシーズンを迎え、2021年度サシバ保護合同パトロール(主催・市)が7日、伊良部島内で行われた。県や市の関係者、警察、伊良部島小中学校の児童生徒らが参加し、パトロールを通してサシバの保護を呼びかけた。サシバの飛来数は年々減少傾向にあり、中継地としてサシバが安心して羽根を休められる森林の造成など飛来し続けられる自然環境の保全も訴えた。サシバの飛来数調査もきょうから市役所伊良部庁舎で始まる。
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 出発式が午後4時半から市役所伊良部庁舎玄関前で行われ、市生活環境部の友利克部長が「子どもの頃は『タカ』と呼んで身近にいたと感じていたが、今住んでいる場所ではあまり見られなくなった。年々サシバの飛来数は減っている。このパトロールを通して一人一人がサシバの保護や環境の大切さを認識し、意識が高まることを願っている」とあいさつ。16、17日に開催される国際サシバサミット宮古島大会にも「多くの市民が関心を寄せてもらいたい」と呼びかけた。
 県自然保護課の仲地健次課長(代読)は今年で49年目を迎える飛来数調査をはじめサシバ保護に関する地元関係者らの取り組みに感謝し、「サシバが訪れるこの素晴らしい自然環境を次世代へ引き継ぐため各種施策を積極的に推進したい」と話した。
 宮古野鳥の会の仲地邦博会長がサシバの渡りについて解説。飛来数は1990年代には約3万6千羽だったが減少傾向が続き、昨年は1万1千羽だったことを挙げ、「我々の時代はまだいるが、子どもたちの時代には飛来しなくなってしまうかもしれない。そのためにも『サシバの森』を作るなど自然を守ってほしい」と訴えた。
 児童生徒を代表して伊良部島小中の漢那リリアさん(中学3年)が決意表明を行い「サシバが安心して休息できる伊良部島を作っていくため、私たちがサシバの環境保全に真剣に取り組まなければならない。パトロールで多くの人にサシバ保護を伝え、1羽でも多くのサシバが伊良部島を渡って空一面羽ばたくことを願っている」と述べた。
 サシバ保護パトロールは伊良部島だけでなく市内の主要な飛来地でも20日まで実施される。

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サシバの保護を訴える合同パトロールの参加者たち=市役所伊良部庁舎玄関前

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