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県準絶滅危惧種のハマシタン、無断採取横行か

 






2021/09/04 09時02分配信 - 科学・環境 -

 市内の海岸でよく見られるハマシタンの無断採取が相次いでいるとの報告が上がっている。ハマシタンは沖縄地方の方言名で日本名はミズガンピ(ミソハギ科)。隆起したサンゴ礁に群生する。県の準絶滅危惧種に指定され、市でも自然環境保全種の対象植物36種のうちの一つ。むやみに伐採又は除去してはならないとされている。市環境衛生課の担当者は伐採しないよう改めて呼び掛けた。
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 8月28日には池間自治会の仲間広二会長が巡回中のフナクス海岸沿いで岩ごと砕かれ持ち去られたことを発見した。同海岸は自治体が所有し県の保護区に指定されており、現在、警察、県農林水産課に相談中。仲間会長によると2年ほど前に他の海岸でも大量の無断採取があったほか、最近は池間大橋手前や狩俣地区の住民からも削岩機で削り取られたとする報告が上がっているという。
 ハマシタンは潮に強い高さ1~2㍍の常緑低木で同地区海岸の暴風、防潮林としての役目を持つ。成長が遅く硬い根を岩に張ることが特徴で、栽培のほか木の幹がインテリアとしても人気で、かつては無断採取が頻繁に行われていたが現在ではあまり行われなくなっていたという。仲間会長は「利用目的はわからないが、保護区の自然を勝手に壊さないでほしい」と語った。
 関係者によるとハマシタンは世界的にブームの盆栽で栽培される植物として人気。3日現在、日本を含む各国のインターネット販売サイトで取り引きされている。市環境衛生課の担当者は同日、禁止する条例は宮古島市合併前の平良市時代に作られたものであり、沖縄で呼び名が違うことから、知らずに採取している可能性を指摘し、課として改めて再周知を図るとした。

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切断されたハマシタンの枝を見せる仲間会長=フナクスビーチ、池間島

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