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下地島の海底洞窟で新属・新種ゴカイ類発見

 






2021/08/11 09時03分配信 - 科学・環境 -

 沖縄県立芸術大学やデンマークのコペンハーゲン大学の研究者らの共同研究により、下地島の海底洞窟で発見されたゴカイ類が新属「ニッポンウサミミゴカイ属」、新種「イラブドウクツウサミミゴカイ」としてこのほど発表された。和名は特徴的な副感触手がウサギの耳を連想させることに由来するという。副感触手は遊泳や摂食に役立っていると考えられている。
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 今回の新種は2018年10月に下地島の海底洞窟内の入口から約50~80㍍付近の暗黒かつ低塩分環境の砂泥サンプルから発見された。体長は約0・5㍉の小型種で体節が9節あり、長い感触手と副感触手を持ち、雌雄異体であることなどが特徴。
 共同研究の一員で県立芸術大学の藤田喜久教授は今回の発見は海底洞窟内の環境におけるメイオファウナ(約1㍉以下の小さな生物)の生物多様性を示すものであり「国内の海底洞窟内のメイオファウナに関する研究知見は乏しいことから今後も新発見があることが期待される」としている。
 また洞窟性のゴカイ類は従来、大西洋のカリブ海沿岸やアフリカ北西部のカナリア諸島で高い種多様性が知られていたが、今回の調査により琉球列島でもそれらに匹敵する種の多様性が確認されており、今後の新種発見や研究の進展なども期待されるという。

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新種のイラブドウクツウサミミゴカイ(藤田喜久教授提供写真)

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