宮古島各地の公園や民家の庭などに植栽されている常緑広葉樹のカエンボク(ノウゼンカズラ科)が、4月に入って炎のようなオレンジ色の花が満開となっている。沖縄での開花期は初夏ごろまでとされる。
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世界三大花木の一つとされるカエンボクは熱帯アフリカ原産とされ、熱帯及び亜熱帯に分布する。高さ5㍍以上に達する。枝の先に朱色(オレンジ色)の花を房状に広げて咲く様子が炎(火焔)のように見えることが名前の由来とされる。
土壌を選ばず、実生や挿し木、取り木、株分けなど繁殖が容易で、近年は県内各地の街路樹、公園木などとして植栽されている。平良西里の市役所旧平良庁舎駐車場の旧平良図書館跡地に植えられたカエンボクは、3月下旬から咲き始め見ごろを迎えている。