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難聴治療セミナー 宮城県と同時開催

 






2021/03/21 09時04分配信 - 健康・暮らし -

 日本耳鼻咽喉科学会宮崎県地方部会(東野哲也会長)が主催するきこえのフェアーin宮崎&宮古島「難聴・人工聴覚器新たなチャレンジ」が20日、ホテルアトールエメラルド宮古島で開かれた。人工内耳と呼ばれる機器を用いた最先端の難聴治療を紹介。宮崎の会場と琉球大学、宮古会場をオンラインでつないで実施された。宮崎大学から宮古病院へ耳鼻科の専門医を派遣しているなどが縁で、宮古島での開催となったという。宮古病院の本永英治院長は、難聴外来に最先端の検査体制が整っていると話した。
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 通常の補聴器は耳の穴に入れた機器で音を増幅し、鼓膜を強く揺らすことで聴覚の補助を行う。人工内耳は皮膚の下に埋め込んだ機器から聴覚神経に直接電気信号を送る仕組み。世界で最も普及している人工臓器の一つという。
 セミナーには東野会長や琉球大学の鈴木幹男教授のほか、宮古高校出身で国際医療福祉大学教授を務める言語聴覚士の城間将江氏や、長年難聴に苦しんでいるという元宮崎県知事の東国原英夫氏らが登壇。さまざまな最先端の人工聴覚器の紹介や、人工内耳による治療例を紹介した。
 城間氏は先天的に難聴障害を持つ乳幼児が人工内耳手術を行い、リハビリを通して通常のコミュニケーション能力を獲得していく事例を紹介した。
 人工聴覚器の利用者も4人登壇し、「天と地ほどの違いがある」、「人生が変わった」などと体験談を語った。話が聞き取りづらく他人との接触を恐れていたが、自信を持って人と交流できるようになったという。
 宮古病院の本永英治院長は「人工聴覚器に素晴らしい可能性があるとして、数年前から医療体制の充実を推進していた」と話した。
 沖縄県で難聴外来があるのは琉球大学病院と宮古病院だけという。本永院長は「鼓膜形成などの手術は宮古病院で行い、人工内耳は琉球大学に紹介する連携体制ができている」と話す。
 乳幼児の難聴を早期発見する設備も宮古病院に完備されている。実際に乳幼児の障害を発見し琉球大学での手術につながった事例もあるという。
 本永院長は「宮古で難聴を克服し、障害のある人が通常の生活を送れるようになり、高齢者が聴覚を取り戻すといった事例がこれから増えていくことを期待する」と語った。

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宮崎の会場と中継して開催されたセミナー=ホテルアトールエメラルド

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人工内耳の体内に埋め込む機器(左)と外部受信器

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