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漁獲あっても売上低迷 地元の消費拡大望む

 






2021/02/07 09時04分配信 - 産業・経済 -

 新型コロナウイルス感染拡大による飲食店等の営業時間短縮や休業、観光客の減少などが長引く中、漁業者にも大きな影響が出ている。伊良部漁業協同組合(伊良波宏紀組合長)では売上の低迷が続いており、漁獲はあっても魚が売れない状況に危機感を募らせる。島外出荷も厳しくなっており、地元住民の消費拡大を望んでいる。
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 売上は12月中頃から減少し、1月に時短営業が始まると、さらに大幅に落ち込んだという。伊良波組合長は「魚を獲っても売れない。時短や休業で魚を買ってくれる場所がない」と話す。現在は本土への出荷はほとんど無く沖縄本島と地元のみだが、県独自の緊急事態宣言発出後は本島の出荷も減少傾向になった。
 市内での感染急拡大などで先月末から直営店「おーばんまい食堂」を休業。同漁協加工室で急速冷凍した事業者向けのマグロやイカ、ツムブリも売上が激減し、シイラは「高齢者が食べやすい」と福祉事業所が最近まで購入していたが、今は売れなくなっている。
 カツオ漁船はほぼ毎日出漁しているが、小型漁船の中には販売低迷から漁を控えている漁業者もいるという。伊良波組合長は「厳しい」と何度も繰り返し「佐良浜に活気がない。若い漁業者も徐々に増えているが、今の状態のままでは厳しい。どうにかして魚を売る方法を考えなければ。宮古の人にもぜひ魚を食べてほしい」と訴えた。希望があれば急速冷凍した魚を一般にも販売する。
 漁を終えて佐良浜漁港へ帰港したカツオ漁船の船長は「漁獲量は悪くないが魚が売れない。2週間くらい前からかなり減った。本島の出荷量も少なくなっている。もっと地元の人に食べてもらえれば。カツオ漁は夏が本番。乗組員の生活がかかっている。漁に出ない訳にはいかない」と話していた。

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氷水の水槽に入れられた獲れたての魚=5日、佐良浜漁港

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急速冷凍したシイラの切り身=伊良部漁協加工室

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