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宮古島市長選、座喜味一幸氏初当選

 






2021/01/18 09時05分配信 - 政治・行政 -

 任期満了(1月24日)に伴う第5回宮古島市長選挙は17日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で前県議の座喜味一幸候補(71)=社民、社大、共産、立民推薦=が1万5757票を獲得し、4期目を目指した保守系無所属で現職の下地敏彦氏(75)=自民、公明推薦=に2782票の大差で初当選し、市政刷新を果たした。座喜味氏は市政の新たなかじ取り役を託された。今選挙は市政のあり方をめぐって「継続か刷新か」を最大の焦点に、16年ぶりの一騎打ちで保守と保革共闘が対決する構図で激戦を展開した。自公体制と経済界の支持を受けた強固な組織体制で継続を訴えた下地氏は1万2975票を得票したが、及ばなかった。投票率は65・64%となり、前回(2017年)を2・59ポイント下回った。
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 選挙は、新型コロナウイルス感染症拡大や緊急特別対策が実施される影響を大きく受け、大勢の支持者を動員する決起集会を見合わせるなど、昨年6月の県議選宮古島市区と同様に静かな雰囲気となった。このような中、両陣営は基礎票を固めるとともに、浮動票獲得を目指して市街地を中心に各地を精力的に遊説し、7日間の本番に総力を挙げた戦いを展開した。
 今市長選は3期12年間の現市政の評価が大きな争点となった。下地氏が実行力をアピールし「総仕上げ」として継続を訴えたのに対し、座喜味氏は現市政の大型公共投資を「ハコモノ行政」と批判して刷新を求めた。また、財政面では市債(借金)残高をめぐって両氏の主張は対立した。
 新型コロナ対策では、下地氏が県宮古保健所や宮古病院、地区医師会と連携した感染防止や経済対策の充実などを示し、座喜味氏は観光客のPCR検査陰性証明義務化や市民全員の検査実施を打ち出した。
 選挙戦で座喜味氏は、「市民の命と暮らしを第一に。市民不在の行政から市民に開かれた市政へ」の理念とコロナ対策、市民所得10%アップなど10項目の政策を打ち出したことが評価された。県議選で座喜味氏を支持した一部保守とオール沖縄・革新系による保革共闘体制で、革新政党などの推薦を受けて玉城デニー知事との連携を強調。反現職派の票を取りまとめることに成功した。
 下地氏は、実績を強調した上で4期目を「最後の4年間を宮古島のために全身全霊で取り組む」と訴え、「地域の特色を活かした島づくりと均衡ある発展」と7項目の政策を掲げ、特にハード面からソフト面への政策転換を示したが、届かなかった。市議会議員22人のうち与党18人全員の支持と自民、公明の協力体制、経済界を中心とした強固な組織体制で臨んだが、票を伸ばせなかった。
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 座喜味一幸(ざきみ・かずゆき) 1949年12月25日生まれ。平良西仲宗根出身。宮古高校、琉球大学卒。沖縄総合事務局農林水産部、農林水産省勤務を経て、2005年に宮古土地改良区事務局長。08年県議会議員初当選、3期務める。21年市長選初当選。

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詰めかけた支持者や選対幹部らとともにバンザイ三唱する座喜味氏(左から3人目)=平良西里の選対本部事務所

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