新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で迎えた2021年の元日、感染防止策が講じられた宮古神社では、家族連れや観光客がマスク姿で初詣に訪れ、「密」をつくらないよう気をつけながら、静かに手を合わせていた。同神社によると、元日には約3500人、三が日で約9100人が訪れ、参拝客は前年の半分ほどに減少した。
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同神社では飲食関係の露店はすべて取りやめ、参道に間隔を空けて並ぶよう案内するシートを貼るなどの感染防止策が講じられた。
1日午前10時ごろ、例年なら境内の外までできる行列が参道内で収まっており、訪れた参拝客からは「やはり今年は例年に比べ少ない」などの声も聞かれた。同神社による分散参拝の呼びかけのほか、年末から続く気温の低下も影響したと見られる。
一家3人で訪れた30代の会社員男性は「去年はコロナで大変だったので、今年は健康第一、家内安全を祈願した」と話した。
同神社は参拝客が訪れると見られる旧正月の2月12日まで分散参拝するよう呼びかけている。