2020年度宮古島市スポーツコンベンション推進協議会(会長・長濱政治副市長)が16日、JTAドーム宮古島で行われ、スポーツ合宿の受入ワンストップ窓口の創設に取り組むことを承認した。合宿団体の受入窓口を一本化することにより、競技団体や受入団体との円滑な情報共有、きめ細かな施設の維持管理などを行い効率的な合宿の受入を目指す。現在、建設中の伊良部球場にはプロ野球ウィンターリーグや中学生野球の「離島甲子園」、また市総合体育館にはバスケットボールやバレーボールのプロ公式戦などの誘致活動に取り組んでいく。
続き
宮古島市では野球や陸上などのスポーツ合宿が盛んに行われているが、同協議会では行政や民間の一部が受入窓口となってきたため、競技団体の全容が把握できず、窓口が統一されていないことを課題に挙げている。主に施設の借用や修繕などで競技団体との情報共有できていないケースが多いとしている。
スポーツ合宿等受入ワンストップ窓口を創設することで各競技団体や行政、民間との情報共有をスムーズに行い、施設や宿泊施設の予約など合宿の一連の手続きを簡素化でき、誘致活動の活性化が図れるとしている。将来的には各合宿施設の維持管理も一元化することで、より効率的な受入を図っていく。今年度中には素案を作成し、21年度以降の創設を目指す。
伊良部球場完成後には需要が見込める春期以外での合宿等の誘致活動を中心に展開していく。年間を通した利活用を促進するため島外の高校や大学野球チームをはじめ、プロ野球のウィンターリーグ、学童・学生野球の全国・九州・県大会、国土交通大臣杯全国離島交流中学生野球大会(離島甲子園)の誘致を挙げている。
新たに建設される市総合体育館(仮称)完成後には各種インドアスポーツ競技の合宿や大会、バスケットのBリーグやバレーのVリーグの公式戦などの誘致活動に取り組んでいく。
今後は各種スポーツ競技団体に対する合宿等の要請活動、行政支援の要請活動についても同協議会が中心となり、航空会社や旅行代理店とも連携して活動を展開していく。
委員からは体力づくりのためのクロスカントリーコースの整備を求める意見もあり、サシバリンクス伊良部の外周を利用する案が出ていた。