市立池間中学校の生徒たちは4日、下地島空港ターミナルで島の素材を使い自ら商品開発を手がけた植物成分由来の化粧水「ヴィーナシー」の販売を行った。同化粧水は今月1日から島内の観光関連施設などで販売が始まったが、生徒自ら販売する機会は今回が初めて。生徒たちは多くの人に購入してもらおうと、観光客らに商品の魅力を積極的にアピールしていた。
続き
化粧水の主な成分であるハイビスカス(ブッソウゲ)やアダン、月桃の葉などで装飾された販売スペースで、生徒たちはパンフレットやサンプル品を片手に商品に込めた想いなどを紹介。足を止めた観光客らは生徒たちの取り組みに関心を示しながら商品を購入していた。
商品を購入した女性観光客は「とても香りが良く、リラックス効果もあると思って購入した。早速使ってみたい」と話していた。
熱心に商品の説明をしていた久貝莉央さん(2年)は「はじめは売れるか不安だったけど買ってもらえた時はとても嬉しかった」とこれまでの取り組みの成果を実感した様子で話していた。
ショップの担当者によると商品に関心を示す観光客も人も多く「地元の子どもたちの取り組みや島の魅力を発信する良い機会になったと思う」と話していた。
「ヴィーナシー」(100㍉㍑)は同空港ショップのほか、いらぶ大橋海の駅、島の駅みやこ、ホテルローカス、happylanimiyako、ザ・リスケープで取り扱っている。価格は税込み2420円。問い合わせはヤラブの木(75・2501)。