市立砂川小学校(濱川宗和校長)は22日、3年生とその保護者を対象に「親子黒糖づくり」を実施した。黒糖づくりを通して、身近な産物であるサトウキビを知り、今後の学習の深まりやキャリア教育に役立てることがねらい。親子らは協力しながらサトウキビの汁を煮詰め、黒糖作りを楽しんだ。
続き
宮古製糖工場で働く保護者の松元利博さんらの協力でサトウキビや鍋、圧搾機が用意された。松元さんは「地元の基幹産業であるサトウキビで作る黒糖を、昔ながらの製法で体験してほしかった。キビを搾る圧搾機がどこにもなく困っていたところ宮古製糖のOBが快く提供してくれた。地元の先輩らの優しさも含め、子どもたちには何かを感じとってくれたらと思う」と語った。
初めて黒糖作りを体験した砂川末知さんは「鍋で煮詰めていたら、途中泡立って量が増えたり減ったりして楽しかった。石灰を入れると化学変化で固まることも知った。アクを取る作業は難しかったけど出来たての黒糖は美味しかった」と笑顔で語った。