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クルマエビ初荷180㌔本土市場へ

 






2020/11/21 09時05分配信 - 産業・経済 -

 宮古島漁業協同組合(儀保正司組合長)は19日、今期のクルマエビを高野漁港の養殖場から初出荷した。同組合によると、今年6月に久米島の種苗センターから稚エビ400万匹を仕入れ養殖を開始。生育期間は台風の接近もなく、気象条件にも恵まれて順調に成長している。年末年始の需要のあと、来年3月ごろに出荷がピークとなる見込み。前期実績は約23㌧。今期は約25㌧が目標。養殖が順調だと4月まで出荷する予定だ。
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 今年は新型コロナウイルス感染防止のため、例年実施している県や市関係者を招いた出荷セレモニーを見送り、儀保組合長と来間一弘場長が酒と塩でトラックを清め、職員のみで見送った。儀保組合長は「みんなが苦労して育ててくれたクルマエビが、日本全国に高値で取り引きされるよう期待している」と語った。
 来間場長によると、今期の養殖に当たってはクルマエビの数を減らしたこともあり、順調に成長しており、品質的にも良好という。初出荷時の大きさは約18㌢で、ピークとなる3月ごろには大きいもので25㌢ほどになる。
 20年期の本土市場におけるクルマエビ取引価格は、新型コロナの影響で飲食店などの需要が大きく落ち込んだこともあり、夏場は例年と比べて約3割安だったと見られている。秋ごろから持ち直し、現在では約1割安にまで回復しており、同漁協では「宮古島産は品質的に評価されている」として高値での取引に期待している。
 例年、年末年始はお歳暮やおせち料理の需要があるが、「今年の予約は、特におせち料理用として個人の注文が多い」(来間場長)状況で、25日以降の発送予約が増えている。
 20日は来間場長や職員らが早朝から作業を開始。養殖池から水揚げした生きのいいクルマエビを作業場の水槽に入れたあと、低い水温で動きの鈍くなったクルマエビを重量に応じてオガクズや敷紙で手早く箱詰めする作業に追われた。午前11時ごろ、180㌔の初荷を積み込んだトラックが出発した。初日は東京の豊洲や大阪、愛知の名古屋などの市場をはじめ、京都、愛媛、広島などから飲食業者や個人の注文に応じて発送した。
 同漁協のクルマエビ養殖事業は今期で26年目を迎え、品質の良さから全国的にも評価されている。本土の市場や飲食店の注文も多く、市内のホテルや飲食店での取り扱いも増えているという。同漁協では今期は新型コロナの影響もあって今後の需要が見通せないとし、感染症拡大の状況を懸念している。
 クルマエビの注文など問い合わせは、宮古島漁業協同組合車海老養殖場(73・8484)まで。

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箱詰めされた180㌔を積み込んだトラックを見送る儀保組合長(右端)ら職員=平良高野漁港地内の養殖場

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クルマエビの箱詰め作業が行われる作業場内

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