キャステム(本社・広島県、戸田拓夫社長)、パニパニファームキャステム(木村仁社長)、COT協進(友利正治社長)の3社は10日、卒業証書用紙として使ってほしいと市内の5高校にバガス紙を680枚贈呈した。このバガス紙は宮古島産のサトウキビの絞りかすから作られた。
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宮古高校(津野良信校長)で行われた贈呈式で友利社長は「未来を担う卒業生に環境問題への取り組みを意識していただき、地元愛を忘れずに広い世界に挑戦してほしい」と述べた。
宮古地区県立学校長会会長の津野校長は「郷土の地場産業を卒業証書として受け取れることは、多くは島から旅立つ卒業生にとってこの上ない贈り物になる。資源の再利用も社会教育に極めて有効」と感謝した。
このバガス紙は宮古製糖伊良部工場から出た絞りかすを使用して作られた。しっかりインクが乗るようテストを重ねたという。