久松中学校(宮國幸夫校長)は22日から24日まで、島内を巡る修学旅行を実施している。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、修学旅行を九州から島内に変更、島の良さを再発見する機会とし雪塩ミュージアムや工場、多良川などを巡った。
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初日となるこの日は、池間島をバスで周遊、雪塩ミュージアムと工場、多良川を見学し、シギラリゾートでシュノーケリングやシーカヤックを体験した。
多良川では泡盛製造の行程をビデオ鑑賞し、洞窟の貯蔵庫「ういぴゃーうぷうす蔵」などを見学。生徒たちは泡盛が作られる工程を真剣な様子で見聞きしていた。見学を終えて、下地りのかさんは「自分が住んでいる島なのに知らないことばかりで驚いた」と話し、石嶺新子さんは「修学旅行が島内に変更になった時は残念な気持ちだったけど、巡ると新しい発見があって楽しい」と笑顔を見せた。
宮國校長は「生徒達の安全、安心を考えての変更で新型コロナ対策を徹底して実施している」と述べ、「生徒達には自分が暮らす島の良さを再発見しながら、中学校最後の思い出づくり、絆づくりを楽しんで欲しい。また、修学旅行が生徒たちの成長に繋がればうれしい」と話した。