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サシバ飛来数1万1713羽

 






2020/10/24 09時03分配信 - 科学・環境 -

 沖縄県自然保護課と宮古野鳥の会は23日、渡り鳥のサシバ(タカ科)の2020年飛来数調査まとめを発表した。8~21日の2週間にわたって市役所伊良部庁舎屋上で確認されたのは1万1713羽となり、01年から20年間の平均数1万4933羽を下回った。ただ、調査開始前日の7日には約5千羽が観察されており、「今シーズンの総飛来数」と解釈を広げると、例年と比べて多い結果となったとしている。
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 飛来数の推移は、9日に1千羽を超えたが、10、11両日は台風14号の影響で500羽前後に減少。12~15日には増加し、13日には2530羽と今年最多、14日は2243羽をそれぞれ確認した。16日以降は減少したという。期間中は台風の影響は少なく、北東寄りの風の日が多く、サシバにとって渡りの条件は良かったとしている。
 調査は場所と期間を定めて飛来数を調べることで、経年変化を早期、定量的にとらえることを目的としている。サシバ保護パトロール出発式が行われた7日には、午後2時~4時に4千羽、5時~6時に1千羽の計約5千羽を確認した。
 今年の調査には伊良部島小学校・中学校(結の橋学園)、伊良部高校と宮古高校の生徒達が参加。県は「地元の生徒がサシバを理解し、保護活動に参加してくれることが大切。これからも継続して参加してほしい」とコメントとするとともに、密猟防止パトロールを実施した宮古島警察署、場所を提供した宮古島市の協力に感謝した。
 サシバ飛来数は、ピーク時の1980年代前半には約5万羽だったが、以降は増減を繰り返しながら減少を続けている。過去10年間は13年の3万1833羽が最も多く、15年の6694羽が最少だった。
 サシバは毎年、10月8日ごろの「寒露」の時期になると繁殖地の本州や四国、九州などから南下を初め、越冬する東南アジアに向かう途中、宮古島、特に伊良部島に大群で姿を見せるようになる。国際保護鳥として密猟が禁じられ、環境省の絶滅危ぐ種にも指定されている。

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大空を群舞するサシバ=伊良部上空(仲地邦博氏提供)

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飛翔の様子

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