宮古島の民謡イベント「なりやまあやぐまつり」の実行委員会(奥浜健会長)と友利部落会(友利隆雄会長)は11日、友利集落センターで向こう1年間の豊年を祈願し、イムギャー駐車場内にある歌碑前で三線演奏の奉納を行った。
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この日は新型コロナウイルス感染症の影響で「第15回なりやまあやぐまつり」を延期したことから、関連行事として三線奉納を実施。奉納はなりやまあやぐ歌碑前で関係者が集まり、三線を演奏し来年の開催を祈願した。
奥浜会長は「今年はなりやまあやぐまつりが開催できずに残念。三線奉納で来年、新型コロナが終息し、無事開催できることを願った」と話した。
同催しは地域の文化を次の世代につなぎ、地域を元気にしていくことを目的に、14回にわたって実施。会場となるイムギャーマリンガーデンに海上特設ステージを設置。夕闇の中、灯篭などで照らされた海上に浮かび上がった幻想的な雰囲気の中、出場者が民謡を歌い上げる。2019年には一般の部に県内7市町村と県外から計79人(男35人、女43人)、子どもの部に5人が出場。関連して舞台ではエイサーや伝統芸能などが披露された。
同日行われた友利部落会の豊年祭では御願を行い、獅子2頭で公民館敷地内の拝所を3周して部落の厄を払った。