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コロナ禍安寧祈る、3集落で「十五夜」

 






2020/10/02 09時04分配信 - 文化・芸能 -

 旧暦8月15日の「十五夜」を迎えた1日、宮古島市内では城辺の砂川及び上区、平良狩俣で集落の無病息災と五穀豊穣などの祈りを捧げる神事が執り行われた。例年は砂川クイチャー、上区獅子舞、狩俣の綱引きが集落を挙げて盛大に行われるが、今年はコロナ禍のため伝統行事を取りやめた。各集落では自治会役員らを中心に拝所(神社)などでの神事を通し、新型コロナウイルス感染症収束も含め地域の安寧を祈った。
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 うるか自治会(饒平名健二会長)は、砂川構造改善センターと砂川神社で祈願祭を行った。同祭は、新型コロナウイルス感染症の影響から、毎年行われる豊年祭の規模を縮小したもので、参加者を制限し演舞を行わず祈願のみとした。参加者らは同センターと神社に祭られる神々に豊作と健康安全に加え、新型コロナの収束も祈願した。
 豊年祭で行われる獅子舞と女性らの舞い、クイチャーが今年は中止。饒平名会長は「むこう1年間の五穀豊穣と無病息災を、スマヌヌス(島の神々)であるザラドヌ、ウイカーヌス、ウチヤウヌスに祈願する」と述べ、参加者全員が祈りをささげた後、獅子を先頭に砂川神社に移動した。
 同神社は同3神のほか、絶世の美人姉妹として伝わる「アウガマ、クイガマ」も祭られている。拝殿に獅子を横たえ、饒平名会長は「今年は、これらの神々に砂川地区の繁栄のみならず、世界で新型コロナが収束することも願い祈ろう」といい鐘を鳴らし、参加者全員で深く頭を下げ祈願した。
 饒平名会長は「演舞中止は記録上初、台風でも取りやめたことはなかった。何とか祭だけはでき、神様に祈りは届くと思う」と話した。獅子舞を担当するシーサアラス会の池村直記会長は「当日までに落ち着くよう願ったが叶わなかった。未経験の事態なので中止はやむを得ない」と語った。

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獅子を横たえ祭壇で手を合わせる祈願祭参加者ら=砂川神社

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