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「話す」「食べる」で介護予防、コロナ自粛で呼びかけ

 






2020/09/17 09時01分配信 - 健康・暮らし -

 新型コロナウイルス感染症の影響が長引く中、高齢者の活動の場が減っており、身体、認知機能の低下が懸念されている。関係者は、運動のほかに「話す、食べる」の口腔機能の維持が重要とし、コロナ禍での新しい介護予防対策が必要だと話す。
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 市から委託され介護予防と高齢者の相談受付・支援を行う市地域包括支援センターひらら・みやこは、国の緊急事態宣言解除後の6月、「生きいき教室」に参加する要支援・要介護認定を受けていない独居高齢者237人を対象に聞き取り調査を行い、半数近い106人が去年より外出の回数が減ったと答えた。
 調査の結果、宣言解除後は市内で身体や認知機能の低下が見られる人が増えたという。ただ、郡部では近所づきあいや畑仕事などが理由で衰えは少なく、「生き生き百歳体操」が習慣化されている荷川取地区でも低下は見られないという。同体操はケーブルテレビやインターネットでも見ることができるが、一部の独居高齢者は見られない環境にいると危惧する。
 同センターは、今年の冬に第二波が来ると想定し、7月から自宅向け介護予防指導の準備を進めたが、宮古島市内で感染者が出たことから教室やサロンも含め中断、現在は電話での声掛けにとどまっている。10月予定の再開後は早急に指導を行うつもりだという。
 同センター長の盛島香さんは「体を動かすこともそうだが、口腔機能を維持することが予防では大切」と話し、栄養バランスの取れた食事としっかり咀嚼すること、おしゃべりの重要性を訴える。口腔機能が低下すると、認知機能の衰えのほか、つまずいたときの踏ん張りが利かなくなり転びやすくなるという。自宅にいても、電話などで家族や知人と話す機会を増やすよう呼び掛ける。
 また、近所同士で一緒にラジオ体操をするなど、地域ごとの新しい試みも必要とし「各所がそれぞれやるのではなく、行政も各現場も情報共有しあって、コロナ禍での高齢者対策を考えた方がよいのではないか。私たちも働きかけを強めていく」と話した。

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介護予防と高齢者の相談受付・支援を行っている市地域包括支援センターひらら・みやこ=旧中央公民館内

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