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宮古病院19年度決算赤字を計上

 






2020/09/17 09時02分配信 - 政治・行政 -

 【那覇】2019年度沖縄県病院事業会計決算は、収益が前年度比31億8098万円(5・7%増)の591億5398万円、費用が23億2841万円(4・1%)増の587億7966万円で、純利益は3億7432万円となった。前年度繰越欠損金93億2617万円を差し引いた欠損金は89億5185万円となった。総収支比率は100・6%と前年度を1・4ポイント上回った。本来業務に医業損失は3・2%縮小の58億8882万円となり、医業費用に対する割合(収支比率)は0・7ポイント増の89・5%。県立6病院の経営状況は、北部、中部、南部医療センター・こども医療センターは純利益(黒字)、宮古と八重山、精和は純損失(赤字)をそれぞれ計上した。
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 宮古の利用状況は、入院が前年度比6150人減の7万9770人で、病床数277床に対する利用率は6・3%減の78・8%となった。外来患者延べ数は4548人減の12万2858人。入院、外来合計は1万698人減の20万2628人で、1日平均患者数は27人減の512人。
 また、病院事業の経営状況は、収益が入院収益や負担金交付金が減少したため2億4566万円(3・6%)減の65億7171万円、費用が経費などの増加で6122万円(0・9%)増の67億3954万円となった結果、1億6782万円の純損失となり、前年度の純利益1億3906万円と黒字から赤字に転じ、収支が3億688万円も悪化した。総収支比率は4・6ポイント減の97・5%、医業収支比率は1・0ポイント減の84・1%だった。
 19年度末の個人負担未収金は件数、金額の順に現年度分が1000件減の1189件、1466万円減の2840万円、過年度分が345件減の5945件、728万円減の1億9730万円となり、合計は1345件減の7134件、2190万円減の2億2570万円。前年度比でマイナスとなったものの未収金は2億円台と多く、そのほとんどを過年度分が占める状況が続いている。
 6病院合計の財政は、資産が前年度比65億5736万円増の671億7624万円、負債が61億8719万円増の678億7959万円で、負債が資産を上回っている。資本合計は7億335万円マイナスと厳しい状況となっている。
 県監査委員は審査意見で、公的医療機関としての役割を果たすため、職員一人ひとりが収益向上と費用縮減を意識し、組織一丸で経営改善に取り組むことが必要とし、県立病院計画推進、医業収支改善、総額17億2857万円の未収金対策、医療スタッフ確保、会計事務の是正・改善などを指摘。加えて新型コロナウイルス感染症で指定医療機関となっている各県立病院において、医療スタッフ確保と病床、機材の十分な体制確立、県立病院としての機能を安定的に維持するための関係部局・機関との連携による万全の対策を講じるよう求めている。

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県立宮古病院の19年度決算は純損失を計上した=同病院外観(資料写真)

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