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宮古広域公園本格化、国交省が事業認可

 






2020/07/05 09時03分配信 - 政治・行政 -

 県内で唯一、県営広域公園のなかった宮古地区で、宮古広域公園(仮称)の整備事業が本格化する。県が主体となる事業の認可が、国土交通大臣から1日付で下りた。総事業費は80億円を見込んでおり、うち国補助は2分の1となる。早ければ2021年度で事業着手し、10年間で整備を進める。与那覇前浜ビーチ後背地一帯の総面積50・2㌶の予定地に宮古の海と自然を生かすため、「ミャークヌ・オー・イム・パーク(宮古の青い海公園)」をテーマに、海辺の景観や自然を守り育て、多様なレクリエーションを提供し、生活や遊びを体験できる整備を目指すことになり、今後の事業進ちょくが注目される。
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 県営公園の構想は旧平良市で取り組んだものの、候補地選定をめぐって紆余曲折した。12年度で候補地9カ所から前浜と下地島両地区に絞られ、最終的に前浜地区に決定した。
 さらに17年度で基本計画を取りまとめた。ゾーニングは、▽海辺の森保全・活用▽▽エントランス▽観光・レクリエーション▽健康・スポーツ▽海浜保全・活用―などを設定した。
 施設整備は、大芝生広場(野外イベント、トライアスロン連携)や多目的広場(サッカーグラウンド)、保安林とその延長の林間キャンプ、宮古馬牧場、遊具広場やスケボーパーク、グラウンドゴルフ場などレクリエーション広場、ビジターセンターと海辺サービス施設などを導入し、駐車場も整備する。
 今年4月に公表した環境影響評価書によると、整備は2期に分けて実施する。土地取得の容易性や公園整備のインパクト、社会条件変化への柔軟な対応とするため、中央の市道来間線から西側を第1期、東側の第2期とする予定だ。完成した施設から段階的に供用開始するとしている。
 第1期ではエントランスや観光・レクリエーション、海辺の森保全・活用ゾーンで工事を行い、民活導入を想定するビーチハウスとマリンハウスの2施設に民間が参画しやすいよう包括的に扱うとした。
 第2期は健康・スポーツゾーン、観光・レクリエーションゾーンを予定するが、その時期の地域ニーズや観光動向を改めて検討し、駐車場台数など施設規模やあり方を柔軟に対応しながら進める。
 今年2月の同公園推進会議では、地域住民が残すよう求める保安林に沿って公園予定地内を通るミナアイ原線の廃線や、10基ほどの墓の集団移転の代替地などについて調整が進められていることが報告され、今後の事業推進に当たっての課題となっている。20年度事業は、用地測量、調査、用地取得を予定している。
 国の事業認可について長年にわたって実現を要請してきた宮古島市の下地敏彦市長は「県営公園がないのは県内で宮古だけということでお願いしてきたが、ようやく事業がはじまることになった。着工から10年ということだが、早期に進めるよう県に求めていきたい。離島の振興、さらには市民の憩いの場となる公園にしてほしい」と今後の事業進ちょくに期待するとともに、早期完成に向けて取り組む姿勢を示した。

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公園が整備される予定地(写真左側一帯)の下地与那覇の前浜ビーチ=上空より撮影

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宮古広域公園の完成イメージ図

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