県立宮古工業高校(金城透校長)生活情報科は16日、上野宮国のシギラベイサイドスイートアラマンダでテーブルマナー講座を行った。3年生20人が高級リゾートホテルの本格的なサービスや食事のマナー、食物調理の技術などを体験した。進路志望が飲食業や接客業の生徒もいて真剣な表情で学んでいた。
続き
テーブルサービスの実践では、同ホテル料飲統括支配人の大和邦洋さんが正式な食器のセットの方法などを指導。料理の種類によって異なるナイフやフォーク、スプーンを並べる順番、トレーの持ち方、ボトルからグラスへの注ぎ方、皿を片手で3枚運ぶ方法などに生徒たちは少し緊張しながらも取り組んでいた。
大和さんは「高校生がこうした食事のマナーを体験する機会はなかなか無いと思う。今後、就職したときのためになれば。正しいマナー、ナイフやフォークの使い方、食べ方を教えたい」と話していた。
将来は調理師を目指しているという友利真碧さんは「フォークやスプーンを置く間隔の取り方が難しかった。お皿は指がつりそうになり、腕の力を使った。勉強になる」と感想を述べた。
同校生活情報科の小川恵里菜教諭は「飲食業や接待業に就職を希望する生徒が多いので勉強になると思う。島を一度出た後にこうした仕事があることも選択肢の一つと知ってもらえれば」と話した。