記事一覧

5月観光客数93%減少、関連業への打撃深刻化

 






2020/06/10 09時05分配信 - 産業・経済 -

 5月の宮古島市入域観光客数が5666人と前年同月比で7万7996人(93・23%)も激減したことが9日、同市観光商工部のまとめで分かった。新型コロナウイルス感染症拡大影響を受けた緊急事態宣言が発令されたことに伴い、期間中に航空需要が大きく落ち込んだことによる宮古と那覇を結ぶ路線の大幅減便や、宮古と本土を結ぶ直行便運休、外国クルーズ船全便キャンセルで、4月の87・76%減を大きく下回る結果となった。また、宮古島観光協会がまとめた休業を除く8カ所のホテル宿泊客数も4000人足らずと低迷し、休業が相次いだ飲食業やサービス業、さらには利用客の落ち込んだ運輸など観光関連産業への打撃は深刻さを増し、長期化も懸念されている。
続き
 市観光商工部の統計によると、新型コロナの影響による観光客減少は今年1月から5カ月連続となった。航空需要が大きく落ち込んだため下地島空港と成田、関西両空港を結ぶ路線に就航しているジェットスター・ジャパンが全便運休し、宮古空港と那覇や多良間、石垣の県内路線が減便、羽田や関西、中部の本土路線が1カ月間運休した。2月から続いている外国船クルーズ全便キャンセルは5月も継続した。
 観光客数は、4月が1万793人と前年同月比で7万7385人(87・76%)減少した。観光関連資料によると5月の5666人は、月平均で換算すると1978(昭和53)年の5548人と同水準。
 6月は航空路線減便が那覇線で中旬以降に緩和され、本土路線も同様に再開を予定しているが、引き続きクルーズ船は全便キャンセルとなっている。例年は観光需要が高まる7月もクルーズ船はほとんどキャンセルとなっており、観光客数は低水準で推移すると見られている。
 入域観光客数は沖縄及び離島人気の高まりで航空路線の拡充や本土便の新規就航、さらに国クルーズ船の平良港への寄港回数増加もあり右肩上がりで上昇。18年度は過去最高の約114万人を記録し、19年度も約106万人となった。
 宮古島観光協会は毎月、リゾートやビジネスなど主要14ホテルの宿泊稼働率調査を実施。1日当たりの宿泊可能客数(ベッド数)は合計2858人で1カ月約8万5740人。4月は途中休業もあったが客数は1万084人で稼働率は11・76%、5月は3738人で4・22%と低迷した。
 ただ、試算によると5月は休業した6施設(客数1769人)を除くと稼働率は約11%となるが、いずれにしてもかなり低い状況だ。6月に入ってから再開するホテルもあるが、航空便が通常運航に戻るのは19日以降となり、ホテル業界の厳しい状況は続きそうな気配だ。

関連記事

powered by weblio


 

ファイル 23013-1.jpg
減便や運休で閑散とした状況が続いた宮古空港ターミナルビル1階=5月12日撮影(資料写真)

ソーシャルブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録 はてなに追加 del.icio.usに追加 livedoorClipに追加 niftyクリップに追加 Googleに追加 Technoratiに追加 Buzzurlに追加