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貴重な宮古上布が里帰り、市総合博物館へ寄贈

 






2020/06/06 09時01分配信 - 文化・芸能 -

 埼玉県在住の梅津陽子さんがこのほど、夫で故茂雄氏が収集していた宮古上布を市総合博物館(平良恵栄館長)に寄贈した。苧麻糸が非常に細く緻密な織りの20ヨミの最上級の反物や昭和の名工下地恵康氏が製作したとみられる着物など16点で、宮古上布が最盛期の頃の作品。同博物館は常設展示室で1~2点を交代で公開する。
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 医師だった茂雄氏は世界各国の布のコレクターで晩年は特に上布に強い関心を示し、宮古をはじめ越後や能登の上布を収集していたという。陽子さんの知人平安山由紀美さんの仲介で今回の寄贈となった。陽子さんは「私は宮古島が大好きで、このたび縁があって市総合博物館に主人が収集した宮古上布をおさめていただき感謝しています」とコメントを寄せた。
 宮古上布保持団体と宮古織物事業協同組合が鑑定した結果、15点が宮古上布で、残る1点の反物も宮古の苧麻糸の特徴を有しているという。20ヨミの反物は明治末から大正時代にかけて製作されたと見られている。
 5日、同博物館で寄贈を発表した市教育委員会の宮国博教育長は「『これらの宮古上布を分散させないように』との茂雄さんの強い思いにより、宮古上布にゆかりのある自治体に寄贈したいと申し入れがあったという。貴重な宮古上布の恵贈に対して深く感謝したい」とお礼を述べた。

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梅津さんから寄贈された宮古上布について説明を受ける宮國教育長(右)=市総合博物館研修室

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