2019年度に行われた内閣府事業「宮古島の未来像デザイン人材育成事業」(委員長・大城肇琉球大学前学長)は27日、平良港マリンターミナルで研修生の下地学さんへ修了証を伝達授与した。商工会議所の副会頭であり、同実行委員の根路銘康文さんが伝達し、下地さんの修了を称えた。
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この事業は観光客増加による交通の弊害や漂着ゴミなど、市が抱える多様な社会問題に対して、研修生が主体となる事業を創出し、解決に向けて具体的な事業計画を構想、中長期的に実践できる中核人材の育成する目的で行われた。
修了証の授与式は2月29日に予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴い延期となった。全6回の研修会に参加し、課題などの評価点を基に内閣府が認定する修了証は10人、委員会が認定する修了証が4人に贈られる。
代表して修了証を受け取った下地さんは「事業プランの実現には自分だけでなく周りの助けが必要だということを痛感した。今後はプラン実現に向けて取り組みたい」と述べた。
伝達授与を行った根路銘副会頭は「事業で得た知識と思いを大切に事業計画の実現に向けて頑張ってほしい」と祝福した。
同事業は今年度も実施予定。19年度の研修生も参加し、事業化に向けて取り組む。
研修生の修了証の受け取りは、離島未来ラボで行う。詳しくは(電話79・9955)