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「久松方言集」を発刊、発音はカタカナ表記に

 






2020/05/28 09時02分配信 - 文化・芸能 -

 【那覇支局】久松方言保存会(中村正一会長、会員10人)が、このほど「久松方言集」を発刊した。久松の久貝、松原の2つの集落で先祖伝来にわたり受け継がれてきた久松方言1200語が掲載されている。会長の中村さんは「素晴らしい方言集が出来た。どこに行っても自分の生まれ島のフツ(方言)は忘れてはいけない」と強調し、方言集の活用を呼びかけた。
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 発刊は中村さん=八重瀬町具志頭在=が20年にわたり収集。整理した語と用例を基礎にし、保存会の研究で若干の加筆削除を加えながら、事務局長の美里敏則さん=那覇市与儀在=が編集した。
 久松方言は宮古地域語でも独特なイントネーションを持ち、学術研究はほとんど手つかずのままという。正確な発音を残すためにIPA(国際音声字母)の音声記号を用いることにしていたが、郷友会などの口伝や活用を考慮し「カタカナ表記」にした。
 編集は五十音順の2部構成で、後半の2部は方言を知らない若い世代らにも関心を持ってもらおうと標準語でも引けるようになっている。
 中村さんは方言を大事に守り続けており、2014年には「久松の黄金言葉」の発刊もしている。方言集の発刊は、祖父がよく言っていた「ンザンゥランマイ、ノーバシースグリンマイ、ンマリスマヌフッツバシーヤナランドー(何処に住もうが、如何に出世しようが、生り島の言葉は忘れてはならない)」の言葉を思い出し、執筆作業を進めたという。
 美里さんによると、部数は500部で沖縄宮古郷友連合会や久松郷友会員らからの寄付で発刊。会員のほか宮古島市立図書館や小・中学校、県立図書館、那覇市立図書館、浦添市立図書館などにも贈ったという。

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「久松方言集」を発刊した中村会長(前列左から2人目)ら保存会員=那覇市おもろまち

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