JAおきなわ宮古家畜市場の4月期肉用牛セリが19日開かれ、403頭の取引が成立(成立率100%)した結果、子牛の平均価格は53万7860円となり、先月比で4万3千円余安となった。
続き
新型コロナの影響で本土市場の需要が低迷しており、それを反映して安値傾向が続いている。
同市場のまとめによると、子牛の取引頭数は358頭で総取引金額は1億9255万3900円。一頭当たり平均価格は53万7860円で、先月比で4万3392円安となった。
同市場でのセリ価格は2月期、3月期と連続して前月比で約6万円余安が続いてきたが、4月になっても安値傾向は変わらず、低迷が続いている。
今回のセリ結果についてJA宮古地区本部の荷川取努畜産振興センター長は「新型コロナの影響で本土の市場全体が縮小ぎみで、枝肉なども安値が続いており、その状況が宮古の市場にも影響として現れている。新型コロナの影響が続く中、53万円台を維持できたのはまだ良いのでは。幸い購入者の数は変わらず、セリ参加に感謝している。今後の見通しについては新型コロナの終息しだいということで、当面は現状の傾向回復は難しい」と厳しいセリ状況を見通す。