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宮古観光に深刻な影響

 






2020/04/14 09時02分配信 - 産業・経済 -

 新型コロナの影響が広がりを見せる中、大きなダメージを受けているのが宿泊施設。特に国の非常事態宣言や各地方自治体の自粛呼びかけ後は、各施設ともキャンセルが相次ぎ、予約もストップ状態。結果、施設の稼働率は大幅にダウン。中には月の稼働率が1割というホテルもある。航空便の相次ぐ減便に始り、ホテルの稼働低迷、バス、タクシー、レンタカー、土産物品、居酒屋など、観光業の連鎖低迷で、宮古の観光産業は深刻な状況だ。
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 観光客の減少について、宮古観光協会の池間隆守専務は「減少傾向が見られたのは、1月下旬。100万人達成を祝った直後から、中国のコロナ状況が伝わるようになり、それを裏付けるようにクルーズ観光のキャンセルが始まった。3月だけでも29回、ほぼ毎日といえる予約がキャンセルされた。これらクルーズ観光客が地元で消費する金額は、一人平均1万8000円で、3月換算だけでも6億円近くが飛んだ計算になる。地元の痛手は大きい」とクルーズ運航の休止の影響の大きさを強調する。
 さらに大きな影響を受けているのがホテルなどの宿泊施設。大型ホテルでも3月の稼働率が3割弱といった状況で、中・小ホテルに至っては1割という休眠状態のホテルも。また予約については深刻度が更に増し、市街地の中小ホテルの責任者の一人は「県や市がこぞって自粛を呼びかけている状況では予約は入らない。特に沖縄県でも感染者が増え始めているので、当分期待できない。先月は20%弱の稼働率だったが、こういう状態が数カ月も続けば従業員の解雇が発生し、ホテルとしても死活問題だ。ホテルというのは1人泊まろうが、10人泊まろうがかかるコストに大差はない。その意味でも稼働率を上げなくてはならないが、対策の取れない状況だ」と深刻な経営状況を語る。
 他のホテルも大差ない厳しい状況で、複数のホテル棟を保有する大型においても、稼働率の低迷を見越して、宿泊施設を1棟に集約。これによってコスト低減を図るといった検討が重ねられている。
 既にタクシー、レンタカー、居酒屋などの資本力に乏しい部分から影響が表れているが、非常事態宣言や来島自粛といった動きが重なるにつれて、大型資本と言えども影響は顕著になりつつある。
 これら新型コロナの直撃ともいえる影響に、宮古島観光の先行きについて、宮古島観光協会の池間専務は「宮古観光は、クルーズで72億円、一般観光客で470億円、計540億円以上という絶大な影響が見られた。その意味で地元経済への影響も懸念される。いずれ終息し、回復の手立てがとられると思うが、影響が長引くと回復も容易ではない。一日も早い終息を願うばかりだ」と宮古観光への衝撃を語る。

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新型コロナの影響がホテル業界にも広がりつつある=市内ホテル(資料写真)

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