4月10日の「とうがんの日」にちなんだ特売セールが、JAファーマーズマーケットあたらす市場で行われた。
今年は新型コロナウイルス感染拡大の対策として、人の密集を避けるため、恒例のセレモニーは行われず、またこのセール自体の宣伝もされなかったため、例年より客足は少なかったが、それでもこの日を覚えていた市民らが来店し、1玉100円の大特価トウガンを買い求めていた。
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今年は豊作にもかかわらず、県外への出荷が激減しているという(地元消費は例年並み)。県外でのトウガン需要は、病院や中華料理店、ホテル、レストランなど限定的で、個人消費は少ないため、外食を控える自粛ムードの打撃を受けており、市場価格も例年のシーズン末の単価まで下がっているという。
同店の狩俣直子店長は「このセールを開催するかどうかも直前まで協議したが、生産農家を助けるために開催を決定した」と話した。
この日、同店で用意されたトウガンは1300玉。1玉約2㌔のトウガンが100円(1人2玉まで)で販売された。Aコープ各店にも600玉ずつ配られ、特売セールが行われた。JAファーマーズマーケットあたらす市場では、1300玉すべてなくなるまでセールは行われるという。