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宮古病院 発熱特殊外来を設置

 






2020/04/11 09時05分配信 - 健康・暮らし -

 県立宮古病院(本永英治院長)は10日、記者会見を開き新型コロナウイルス感染症の疑いのある患者への対応として「発熱特殊外来」を設置すると発表した。場所は宮古島市休日夜間救急診療所があった場所で、救急を含む一般患者と新型コロナウイルス患者の対応に境界を設ける。一般患者へのコロナウイルスの暴露と、院内感染拡大及び宮古島内での感染拡大を防ぐことが目的。発熱特殊外来は医師2人、看護師2人で対応し、13日からスタートする。
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 世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスは宮古島ではまだ患者は出ていないものの、沖縄県内ではすでに49人もの患者が出ており、宮古島にいつ感染拡大するか予断を許さない状況にある。このため、宮古病院では島内での感染拡大を未然に防止しようと、先手を打つ形でコロナウイルス患者の診療に特化した「発熱特殊外来」を設けることになったもの。
 診療開始は13日からで、時間は平日の月曜日から金曜日は午前10時から午後2時まで。そこで得た検体は、午後3時30分発の航空便で那覇に送ることになっている。それ以外は、病院やその他の場所で待機する医師を呼び出して行うオンコールで対応する。
 病院を訪れた患者は、急患受付での発熱特殊外来に関する問診表を用いて行い、そこで新型コロナウイルス感染症の疑いが出た場合、通常の診察室とは壁で仕切られた発熱特殊外来へ案内される。診察の結果、宮古保健所と協議した上でPCR検査の決定を行い、採取した検体は沖縄本島で実施される行政検査に提出する。
 検体は沖縄本島に送られて検査するため、検査結果が出るまでは時間がかかることから「宮古病院でも検査が出来るよう検査キットをそろえてほしい」と要望を出しているが、まだ明確な回答はないという。
 宮古病院には昨年、結核が集団感染した際にPCR検査の機材を導入しているが、試薬などの新型コロナウイルス検査キットがそろわず、検査技師などの人材も不足していることから検体は沖縄本島に送らざるを得ないという。
 現在宮古では感染事例は発生していないが、本永院長は「沖縄で遊んだ旅行者で、帰郷してから発熱したという事例が増えている。宮古でもそうした事例がいつ出てもおかしくない」と述べ、さらに「宮古島市民と我々医療従事者が皆で協力して、この危機を乗り越えよう」と述べ、市民に対し注意を呼びかけた。

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13日からスタートする発熱特殊外来の診療室。周囲は一般急患受付と隔離されている=宮古病院

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