きょう5日は「サンゴの日」。宮古島でサンゴの保全活動に取り組んでおり、昨年12月に「生物多様性アクション大賞2019」で環境大臣賞を受賞したエコガイドカフェの猪澤也寸志代表に宮古島のサンゴの状況について話を聞いた。
続き
猪澤代表によると、宮古島近海のサンゴは13年から14年にオニヒトデの大量発生により激減した。有志によるオニヒトデの地道な駆除活動により、オニヒトデは15年にはほとんど確認されなくなったが、16年、海水温の上昇によるサンゴの白化現象が始まった。それも同年中に収まり、今は回復傾向にあるという。
猪澤代表は「サンゴは海洋生物の4分の1を支えていると言われており、サンゴがいなくなると漁業にも大打撃になる。サンゴを守るためには海を汚さないことが大事」と話した。
猪澤代表は約20年前からサンゴの保全活動を行っており、昨年から下地島空港の協力を得て国内外の観光客に向けて、「ノータッチサンゴ」と題したサンゴ保護の啓発活動を行っている。