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多良間の民話を絵本に

 






2019/12/13 09時01分配信 - 社会・一般 -

【那覇支局】両親が宮古出身という沖縄国際大准教授の下地賀代子さんら5人は、多良間島の民話を題材にした絵本「カンナマルクールクの神」の出版を目指している。下地さんは「読み物としても言葉の教材としても活用できる」と説明し、支援を呼びかけた。
 絵本の出版は、消滅危機言語の継承保存と言語の多様性保持を目的とする「言語復興の港」プロジェクトの一環で、多良間方言含む多言語表記も特徴。
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 作品名のクールクは多良間方言で「女の子」を表している。同作品は現在も残る島の風景を舞台に、カンナマルという絶世の美少女の運命が描かれた民話。全文逐語訳、文法解説に加え朗読音声データも付く。
 出版への思いを下地さんは「住んでいる地域の言葉の絵本が、当たり前にその地域の本棚に並ぶ状況になってほしい。そのきっかけになれば」と話した。
 多良間中筋出身の父、城辺出身の母のもと八重瀬町で生まれ育った下地さんは大学時代、教授の勧めをきっかけに多良間島の言葉を研究するようになったという。多良間など南琉球の言葉を対象に研究を重ねる。
 出版プロジェクトでは多良間島のほか与那国島、竹富島、沖永良部島の4島それぞれの絵本を計画し、クラウドファンディングで出版費用を募集。
 4冊1000部ずつの出版費用240万円を目標に、11月27日から始まった募集は10日現在、支援者90人、142万9000円に至る。支援は専用サイト(https://readyfor.jp/projects/minato)から。来年1月31日が締め切りとなっている。問い合わせは下地さんの研究室(098・893・0130)まで。

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多良間島の絵本「カンナマルクールク」

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絵本「カンナマルクールクの神」出版を目指しプロジェクトをPRする下地賀代子准教授=9日、宜野湾市の沖縄国際大

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