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離島の実情浮き彫りに

 






2019/11/12 09時02分配信 - 教育 -

 日本ルーナルナーシング学会第14回学術集会が、9日から宮古総合実業高校の体育館を主会場に行われたが、二日目の10日は高校生による研究発表などが行われた。
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 午後3時からは島人によるリレートーク講座が開かれ、はじめ宮古総合実業高校2年の下地愛梨さんらが野菜栽培における酢酸カルシウムの有効性に関する研究の成果を発表。下地さんらは①トマト栽培で尻腐れ果が多発②猛暑で温室栽培のニガウリが枯れる③加工実習後に副産物の卵の殻が大量に破棄される、などを課題として示しつつ、市販の合成酢と卵の殻を化学反応させることで生成される酢酸カルシウムを用いるといった身近な資源の活用によって、トマトの尻腐れ果が軽減、野菜の収穫量が改善できたなどの成果を披露。
 また同校3年の川満真綾さんらは、雨水に頼る宮古島の水事情を捉えて、水質の変化について説明。宮古の水と食を守る課題を浮き彫りにした。このほか宮古高校3年の與那覇麻伊さんは、宮古島市の高齢化の現状と課題について、そして宮古総合実業高校3年の佐久川奈々星さんらは、戦争体験者からの聞き取りを通じて平和の存続に世代の継承が大切と訴えた。
 このほか、下地敏洋琉球大学教員が地域文化の大切さについて、障がい者就業支援ワーカーの神里裕丈さんが宮古島での頼りあう支援について、宮古病院看護師の齋藤直樹さんが宮古島だからできた精神看護の実践、など幅広い側面から宮古島の多様な姿を浮き彫りにする実践例を紹介した。
 二日間にわたった集会・講座を通じて離島の暮らしの様について多くの参加者が幅広い分野で共通認識を持ったが、これを次世代に継承する重要性も警鐘として示された。

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高校生らも研究発表を行ったリレートーク=宮古総合実業高校体育館

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