【東京支局】第86回多良間まつり(主催・東京多良間郷友会)が22日、東京都北区赤羽会館大ホールで開かれ、東京を中心とする関東圈に住む多良間島・宮古島出身者や宮古ファンが詰めかけ盛況を博した。
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主催者あいさつで、郷友会会長の吉本春良さんは「我が多良間郷友会は水納島を含む三字出身者および島にルーツをもつ二世や三世、そして在京会員によって運営されている。我々、多良間郷友会の会員は、多良間の言葉でいうと『かなすあぐ』の博愛心を持ち、社会に寄与している。本日この会場においてイチャリバチョウデー(出会えば皆兄弟)を持ち込んで一緒に楽しみましよう」と呼びかけた。
プログラムは多良間島伝統の芸能である獅子舞・二才踊り・ヨーンシー、琉球民謡や三線演奏、シンガーソングライターSatokoさんの演奏へと進み、最後は一同でクイチャー・カチャーシーを踊り、多良間まつりは頂点を迎えた。
4時間という短い時間の多良間祭りではあったが、東京という大都会の一隅に、多良間島の村花である「たらまばな(紅花)」を、参加者の心に美しく咲かせた。