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大神島の言葉を満喫

 






2019/09/04 09時03分配信 - 文化・芸能 -

【那覇支局】宮古語の保存継承に取り組むみゃーくふつの会(垣花譲二会長)は8月31日、第1回定例会を那覇市のほしぞら公民館ホールで開いた。参加した65人は、みゃーくふつで語り合い和やかなひと時を過ごした。
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 垣花会長は冒頭あいさつで「6月30日に結成されたばかりですが、みんなのアイディアを出しあい、楽しく活動を発展させていこう」と呼びかけた。
 定例会は「どぅーがすま自慢」をテーマに伊佐照雄副会長と下地トミ子事務局長の司会で進行。大神島出身の伊佐副会長がスマヌナマイ(島の名前)、スマヌンナマ(島の現在・環境)、学校、象ヌ化石、プナカ(祭祀)、海賊伝説、スカマ(生業)など11のキーワードを挙げ丁寧に紹介した。
 伊佐副会長は大神語について「どことも似ていない。弱小方言と言われているのは、大神島がよその島からは誰とはなしには渡れない僻地だったからでしょう。そのおかげで独特なものになっている」と語った。
 続いて平良市出身の浦崎幸夫さんは「ゆびぶえぬぱなす」(指笛の話)をテーマに語った。中学3年のころ島を襲ったサラ台風で家が壊され生き埋めになったとき、小学生時代に習得した指笛を吹き鳴らして救助された体験を紹介。指笛が遠くまで響く特性について、主要な楽器と指笛の音域表を示しながら「周波数と関連がある」と解説し、指笛の活用を呼びかけた。
 会の合間には飛び入りでの玉元江美子さん(下地中16期生)が同期生の垣花会長を誘い、上地と与那覇の言葉で漫談を披露して参加者を喜ばせた。
 後半の「宮古のあーぐタイム」では、天久勝義副会長(元沖縄宮古民謡協会長)が三線を手に舞台に立ち、「なりやまあやぐ」と「ばんがむり」を解説した。来場者にも「一緒に歌って」と声をかけ熱唱した。
 最後は、垣花会長がリードし、天久副会長の歌・三線に合わせて、「漲水ぬクイチャー」をみんなで踊り、下地正吉事務局次長の閉会の言葉で締めくくった。
 豊見城市から参加した宮里尚安さん(78)は「参加者が多く関心の高さを感じた。客席では資料に頼りすぎてうつ向いている人が多かったが、話者の顔を見ながら聞いても理解できたように思う。次回も参加したい」と話していた。
 垣花会長は「10月と12月にも定例会を開く。来年からは規模の大きなイベントなども開けるよう役員会で話し合いたい」と語った。

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第1回定例会には65人が参加し「みゃーくふつ」を楽しんだ=8月31日、那覇市のほしぞら公民館ホール(提供写真)

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