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台風9号農産物被害は2億3500万円

 






2019/08/11 09時05分配信 - 産業・経済 -

 8日から9日にかけて、宮古島地方を暴風域に巻き込みながら北上した台風9号(レキマー)は大陸方面へ去ったが、宮古島市農林水産部の松原清光部長らが市上野庁舎で会見し、台風9号による農作物及び農業関連施設の被害速報を発表した。それによると、被害面積は4829㌶で、被害総額は2億3561万9000円となった。松原部長は「さらに調査を進めないと何とも言えないが、予想していたより被害は少なかったようだ」と述べた。
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 台風9号は最大瞬間風速が平良で46・6㍍、鏡原で43・7㍍、下地島で43・2㍍を記録。7日12時から9日12時までの48時間雨量は城辺が272㍉と最も多く、鏡原で256㍉、平良で222㍉、下地島が197㍉で、各地区まとまった雨量となった。
 暴風雨の被害状況を農作物の品目別に見ると、サトウキビは全体の3・7%に当たる4825㌶(宮古島3875㌶、伊良部島950㌶)が被害に遭い、1万766㌧の減収。被害額は2億3234万1000円で被害総額の98・6%を占めた。
 サトウキビに関しては、「倒伏が見られるが葉片裂傷の程度は低く、被害は少ない。下地、上野地区では被害が大きい。株出栽培で梢頭部折損の割合が高い」と分析。松原部長は「梢頭部が折れると、これ以上の生長は見込めないが、葉っぱが折れた程度では生長に支障は無いので、被害額は少なくなるかも知れない」と説明。また、「適度な降雨があったため塩害は少ないが、念のためスプリンクラーを稼働させて潮水はしっかり洗い流してほしい」と話していた。
 野菜類は3㌶で5㌧の減収。被害額は307万8000円、果樹類が20万円の被害額となった。
 野菜の被害は大部分が露地栽培のオクラで強風による果実のスレや葉のちぎれなどで10日ほど出荷停止がある見込み。また、果樹は被害額20万円で、大半はキーツマンゴーの被害。キーツマンゴーと夏小紅の一部に落果が見られた。航空機や船舶の欠航によって集荷がストップしているため、品質低下などの影響が出ている。宮古で収穫されるマンゴーの主力であるアーウィン種の収穫はほぼ終了しているため被害はない。
 松原部長は「今後は農家からの報告などを待つことになるが、これ以上の被害が確認できなければ調査を終了することになる」と話していた。

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台風によってサトウキビの大半が横倒しになったほ場=下地嘉手苅付近

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