宮古島市総合博物館の開館30周年記念展示、第35回企画展「みや昆~昆虫大集合」(主催・宮古島市総合博物館、共催・琉球大学博物館)が19日から同館特別展示室で始まった。
同展は「宮古の昆虫」をテーマに、今年3月に市教委から発刊された「宮古島市史第3巻自然編 第1部(本編)みやこの自然」の調査研究の成果を中心に構成されており、宮古の昆虫や昆虫と人との関わりについて、パネルや写真、標本で紹介しているほか、世界の珍しい昆虫の標本なども展示している。
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同展では昆虫とのふれあいコーナーも設けられているが、初日の19日は台風接近のために、那覇から送られてくる予定の昆虫を搬入することができず、きょうからの実施に延期された。また、昆虫食コーナーでは博物館職員が体をはって試食した写真と実物も展示され、訪れた人の目をひいていた。
同展に展示されている昆虫は、同館のトンボの仲間55点、バッタの仲間21点、セミの仲間25点、チョウの仲間102点など、宮古の昆虫319点、琉球大学博物館(風樹館)から借り受けた世界の昆虫ヘラクレスオオカブトなど、珍しい昆虫類173点、合計492点が展示されている。
同展の開催を知らずに訪れたという横浜市からの観光客は「珍しい昆虫ばかりで面白かった」と感想を話していた。
同展は9月2日まで開かれており、高校生以下は入場無料。