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多良間島のスツウプナカ、島中にヤッカヤッカ響く

 






2019/06/26 09時02分配信 - 文化・芸能 -

【多良間】多良間島の伝統祭祀「スツウプナカ」が25日、村内4カ所の祭場で始まった。各祭場では賓客が訪れ、豊年祈願が行われた後、角盃に満たした御酒を「ユナオーレガ、ヒーヤヤッカ、ヤッカ」のハヤシ歌に合わせて飲み、今年の豊作豊漁を祈願した。前日には午後11時から「暁の願い」が行われ、雨が降る中、「ヤッカヤッカ」という声が鳴り響いた。
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 スツウプナカは「ナガシガー」、「フダヤー」、「パイジュニ」、「アレーキ」の4つの祭場に分かれ、男性が中心となって執り行われる。それぞれの祭場には祭事の中心を担う「ウイピトゥ(老人)座」、魚を獲る「イム(海人)座」、料理を作る「クバン座」、御酒を仕込む「ブシャ座」、予算等を担当する「カンジン座」の5つの「座」があり、人々はそれぞれの座に割り当てられ、決められた役割を行う。
 本番前日の24日は雨。それぞれの座では祭事のためのすべての準備を終え、午後11時から「暁の願い」が行われた。パイジュニのブシャ座ではテントの下で男性らが供え物の米、刺身、御酒などを古くから決められた作法に則って分配し、拝所に奉納した。その後、祭場でウイピトゥ座の男性らが神歌「ニィリ」を唱和、引き続き「ヤッカヤッカ」というハヤシ歌に合わせて御酒を何度も回し飲みした。
 本番初日の25日は、正午からナガシガーを皮切りに祝宴が行われ、各御嶽の司女や賓客を招待する「ピトゥガウェー」が行われた。ナガシガーには正午、司女や二才頭、地域の団体代表が訪れ、供え物を神に捧げ豊年豊漁を祈願。賓客らに刺身やカマボコなどの料理や酒が振る舞われ、再び「ヤッカヤッカ」のハヤシ歌とともに神酒を回し飲んだ。賓客らは引き続きフダヤー、パイジュニ、アレーキに足を運び、歓待を受けた。

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「ヤッカヤッカ」のハヤシ歌に合わせて角盃を高々と掲げる男性ら=ナガシガー祭場

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